苔の小径へ(大元宮:京都)

苔に興味を持つようになって,二度目の京都。
梅雨の季節に苔を求めて,金地院,南禅院,法然院,蓮華寺,祇王寺,滝口寺などを訪ねました。
これらの他にもいろいろな場所で,緑あふれる苔を見ることができましたが,特に印象的だった大元宮を紹介します。
(京都 2020-KT02⑥:2020年 7月)

法然院を訪ねたあと,金平糖を買おうと思い百万遍の近くにある緑寿庵清水まで行くことに。
雨も降らなさそうなので,てくてく歩いて吉田山の南をまわって30分ほどの道のり。
その途中に吉田神社の末社である斎場所大元宮(さいじょうしょだいげんぐう)があります。
こちらには八百万の神々が祀られており,ここにお参りすることで全国の神様にお参りしたのと同じご利益があるとされています。

鳥居をくぐると,中門があり奥に本殿が見えます。
茅葺きの屋根には苔がちらほら。
苔が少なめなのは,ひらけた場所だから仕方ないでしょうね。

この日は本殿前まで入れませんので,ここで引き返すことに。
で,振り返ると・・・
んんんっ!

入ってくる時には気づきませんでしたが,鳥居の脇にある立派なモミジの木の幹が・・・

すっ,すごい。
苔で有名な寺社とか,渓流沿いの苔の森などでなら違和感はないのだろうけど。
こんな街中のひらけた場所にあるところで見ると,その存在感に圧倒されてしまいます。

下から見上げるとこんな感じで・・・
やっぱり,すごいかも。

鳥居を入れるとこんな感じで。

大元宮については,京都のお散歩スポットを紹介した本で知りました。
この本では吉田神社をはじめとして吉田山周辺が紹介されており,これを頼りに何度か来たことがあります。

書籍
書籍

参考にした本はこちら
「京都でのんびり」小林由枝著 2006

このあたりでもあちらこちらで苔を見かけることができますが,思わぬところでたくましく生きる苔の存在に圧倒されてしまい,大きな発見でした。

これで,今回の京都行きでの苔の小径の紹介はおわりです。

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