京都の洛西にある妙心寺(退蔵院,大心院,桂春院)の苔庭を訪ねました。
この数日は比較的暖かく,前夜からの雨も出かけるころには小止みになり,苔を見るには最適のコンディション。
退蔵院に続いて大心院を紹介します。
(京都 2021-KT01②:2021年2月)
『 大心院(妙心寺)へ 』
退蔵院から白壁の小径を通って大心院へ。
門を入って本堂に上がると南庭が「切石の庭」,白砂の州浜と苔地の庭の中央に花壇。
ここに牡丹が咲くらしい。
花壇の右手には小さなお地蔵様が。
本堂の東側には「阿吽庭」,書院の南側に面していて,正式名は「方丈東庭」というそうです。
苔地の築山と白砂,17個の岩からなる枯山水です。
他にも,
生垣が波型に切り揃えられた枯山水の書院裏庭,
霧島つつじの古木がある中庭,
本堂北側の馬酔木(?)のある庭などがあります。
霧島つつじの古木は2本ありますが,片方は主幹が途中で切られているので,何かあったのかも。
どの庭にも,それぞれの場所に応じて苔があしらわれています。
苔で有名な庭園でなくても,わき役としていい仕事してますよね。
大心院は宿坊として一般にも利用できるとのことです。
朝夕のひと時を,苔のある庭に囲まれて過ごせるなんて贅沢ですね。
続きは「苔の小径へ(妙心寺 桂春院:京都)」で。