京都の曼殊院,鷺森神社,伏見稲荷を9月下旬に訪ねました。
ようやく朝夕は涼しくなってきて,散策にはいい感じです。
昨夜からの雨模様で,苔を見るにはいいコンディション。
この日は,東山の曼殊院を訪れたあと鷺森神社に向かいました。
(京都 2021-KT03②:2021年9月)
『 鷺森神社へ 』
曼殊院道を400mほど下ってきて,鋭角に右へ曲がる細道を行くと鷺森神社の境内に。
御祭神はスサノオノミコトで,貞観年間(西暦859~877年)に比叡山麓の地に創建され,元禄年間(1688~1704年)に現在の場所に遷られたとのことです。
境内や参道にはモミジが多く紅葉の名所として知られていますが,この時期は静かな雰囲気を楽しめます。
叡山電鉄の修学院駅から上ってきたところに鳥居があります。
ここからモミジの参道が250mほど続きます。
右側にヤマザクラ
途中にはヤマザクラの巨木。
京都市指定保存樹だそうです。
古木の苔むし感は,いつ見ても心惹かれます。
本殿は石段を上がったところに。
その前に,左右の燈籠が気になって。
特に右端のあなた・・・。
なんとも魅惑的。
石段を上ると,左右に狛犬が・・・
阿形の立ち姿がこれまた良さげで。
・・・なかなか本殿にたどり着けない。
本殿にご挨拶して石段を降りる。
左手には縁結びの石「八重垣」があり,周辺には苔模様が広がります。
他にも燈籠やら立木やらで苔模様を見ることができます。
曼殊院道から入ってきた道沿いにはこんな小径も。
ちょっと木の根道。
曼殊院を出たころからぱらぱらと雨模様で,しっとり感があっていい感じ。
小さな神社なので短い時間でしたが,静かな境内の苔模様を楽しみました。
帰りは参道を下って修学院駅まで歩いて10分ほど。
次に来るときは,鷺森神社や曼殊院の周辺を歩いて回るのもいいかも。
鷺森神社は,モミジの紅葉が有名です。
前に来た時には,この参道でモミジの種を拾って帰りました。
植木鉢で育てて今では1mほどになり,秋には紅く色づき楽しませてくれます。
ふふふ・・・その根元には苔が成長中。
苔模様が広がっていくのが楽しいです。
続きは「苔の小径へ(伏見稲荷:京都)」で。