苔を育てて1年が過ぎ/コケリウムⅠ

昨年2月にコケリウムを始めてから1年が経過。
紆余曲折はあったものの,苔に癒される日々。
ガラス水槽の中の苔模様を振り返ります。

2020/ 2月上旬
ヒノキゴケ,アラハシラガゴケ,スナゴケ,シノブゴケ,コスギゴケ,コツボゴケ,オオカサゴケ,コウヤノマンネングサ,フジノマンネングサ の9種でスタート。
40cm幅のガラス水槽に,ポンプを入れて2か所に水の流れを作りました。
室内なのでLED照明をタイマーで。

2020/ 3月上旬
    (1ヶ月後)
ホウオウゴケ,ツルチョウチンゴケ,タマゴケの3種を追加。
コスギゴケは枯れてしまったので,現在は11種。
右奥の石の上にもコツボゴケとシノブゴケを配置。
左奥に石を積み増ししタマゴケを,ホウオウゴケとツルチョウチンゴケは水際に。

2020/ 4月下旬
  (約3ヶ月後)
順調・・・。
・・・というか伸び放題というか。
コツボゴケとシノブゴケは絶好調。
コウヤノマンネングサ,フジノマンネングサは新しい芽が伸びて葉が開いた。
元気がなかったオオカサゴケも芽が伸びてきて,ちょっと期待。

2020/ 6月下旬
  (約5ヶ月後)
気温が上がってきたら,葉の先端が枯れるようになってきた。
枯れた部分の一部はカビが出てるので,全体をトリミングすることに。

コケの状況
☆ 絶好調:コツボゴケ,シノブゴケ
◎ 好 調 :ヒノキゴケ,ツルチョウチンゴケ
○ 順 調 :ホウオウゴケ,コウヤノマンネングサ,アラハシラガゴケ
△ 不 調 :オオカサゴケ,フジノマンネングサ,タマゴケ,スナゴケ
▲ 残 念 :コスギゴケ

2020/ 8月中旬
  (約6ヶ月後)
夏になって最高気温が30℃を超えてくると,日中の室温は35℃まで上昇。
さすがに苔にはきつそう。
東南東側に窓がある部屋なので,室温が高くなりそうな時は昼過ぎぐらいまでエアコンを使用することに。
これで,夕方まで30~32℃ぐらい(電気代節約のため)。
オオカサゴケとフジノマンネングサは枯れてしまいそう。
オオカサゴケの伸びていた芽はカビてしまった。

2020/ 9月下旬
   (7.5ヶ月後)
ようやく夏を過ぎ,葉先が枯れたりしたもののあるけど,それなりに生き残ってくれた模様。
オオカサゴケだけはほんとに枯れそう。
涼しくなったので,ガラス際の僅かに緑色が残っている株に期待。

2020/ 11月下旬
   (約10ヶ月後)
全体に盛り返してきた感じ。
やはり気温は重要なのでしょうね。
オオカサゴケにも嬉しい変化が。
さらには,右奥の石の上にシダの仲間?が生えてきた。

2021/ 2月上旬
  (約 1年後)
始めた時には期待と不安があって,どうなることかと思ったけれど・・・。
一年が経って,水槽の中は苔に覆われていて大満足。
霧吹きと,水の継ぎ足ししかしていないのに,これだけ成長してくれるとは。
あらためて苔のしたたかさに驚かされます。

一年のまとめ

この水槽の環境に適応してる苔
 コツボゴケ
 シノブゴケ
 ヒノキゴケ
 ツルチョウチンゴケ
 
〇 なんとかなりそうな苔
 ホウオウゴケ
 オオカサゴケ

△ 微妙な苔
 コウヤノマンネングサ
 フジノマンネングサ
 アラハシラガゴケ
 タマゴケ

▲ 無理そうな苔
 スナゴケ
 コスギゴケ

この水槽は水の流れと苔を楽しむつもりだったけれど,
今では苔に覆われて,水の流れは殆どわからなくなってしまった。
ポンプの能力を大きくしてもいいのかも。
(ちなみにポンプは故障なく動いてくれました)

一年間育ててみて,苔の種類によって,好ましい明るさや,湿り気具合の微妙な違いがあることが良くわかった。
葉先が枯れたり,芽が伸びても葉が開かなかったり,株がすべて枯れてしまったり。
ネットや本で調べることはできても,思いどおりにならないもので,実際に育ててみるのがいいですね。
結構デリケートだけれど,想像以上にしたたかで,枯れたような株から新しい芽が出てきたりして。

この水槽の環境にあわなそうな苔は,別の水槽に移そうかと思案中。
新しい種類も加えてみたいし。
これからも苔に悩まされつつ,癒される日々が続きそう。
コケリウム,始めて良かったです。

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